Columnコラム

統合型組織開発 2022/07/19 10:47

【これからの雇用と企業のあり方】

【これからの雇用と企業のあり方】

パソナグループが淡路島で手がけている地域創生の取り組みを視察/体験させてもらいました!

「社会の問題点を解決する」という理念で事業展開をしているパソナグループの社内外の取り組みはまさしく理念に一貫したものでした。

人材派遣大手として日本に大きな影響を与えた会社だから、色々なこと言う方がいますが、今回訪問させていただいて感じたのは、本当に社会課題を解決するという理念のもとに多様な人財が多様な事業をしている会社だということです。

社会的にインパクトのあることをすれば、誰かにとっては有難いし誰かにとっては余計なことになります。

しかし、それらのバランスをとりながら社会全体がより良くなるために前に進めていく必要があります。

パソナという会社は、グループ内でも違いに矛盾した事業を展開しています。
どの社会課題に焦点を当てるかでどの事業をするかが異なり、それぞれのプラス面とマイナス面が衝突してしまう、それでもどちらの事業も行う。ここにパソナという会社のスケールの大きさを感じました。

それと、仕事の仕方、雇用の仕方が面白い。おそらく今は面白いのでしょうが、そのうちこれらの取組みはもっと一般化する気がします。

それは
●他拠点生活
●食支援
●教育支援
です。

他拠点に関しては、すでにさまざまなところで進んでいる気もします。

東京に20万のマンションに住むなら、15万のマンションにして、5万で地方でもう1軒を借りるという具合。パソナさんがしている支援はその交通費や引越費用を会社が持つということです。

食支援は、社員はグループが経営する飲食店で無料で食事ができる制度があるそうです。

すでに中小企業でも、人本経営を進めているところは、社員の健康面を考慮して社員食堂の充実を図られているところはあります。
そこに生活時間を考慮しての食支援、つまり家事をする時間を軽減させるための支援が今後は広まってくると思います。

教育支援は、ファミリーオフィスがあり、子どものア保育園やフタースクールが併設されていました。羨ましいのは、学校への送迎を会社のバスでしてくれること。スクールも充実していて、英語、空手、バレエ、ダンスなどが選べて習い放題だそうです。

また、独特な取り組みとして、音楽が好きだけどそれだけでは食べていけない人を雇用して、半分音楽半分別業務をしてもらっていました。ある種セミプロのような雇用の仕方ですが採用難の職域には活用価値があるかもしれません。

ごく一部の取り組みですが、こういう紹介をすると、大企業だからできるんでしょと思う方がいます。

ただ、中小企業経営に携わってたくさんの事例を知っている僕は、確実にこの流れは進んでいくと思います。

企業の規模に関わらず、働いている人が活き活きしている会社は、社員の幸せを重視しています。

いや、社員の幸せを無視した会社に長期的繁栄はないから取り組まざるを得ない
時代になったのかもしれません。

一覧に戻る

ボタン:TOPへ